二回目の防水工事を実施する場合には、まず一回目にほどこされた材料を知ることが大切である。一般的には材料の相性からすると、再改修に際しても一回目と同じ材料を採用するのが無難であろう。ただし、樹脂モルタルの場合はその上にウレタン塗膜防水をほどこしても問題ない。その逆は好ましくない。つぎに注意するのは、旧防水層をはがすか、そのまま残すかを決めることである。防水層の破れや浮きが多い場合には全面的にはがす必要があるし、塗布厚さが確保されており、階下への漏水がない場合はトップコートの塗替えだけでもいいかもしれない。材料の相性と旧防水層の状態を知ることが長もちの決め手となる。工場で成形したコンクリートをプレキャスト・コンクリートとよび、一般にPCコンクリートといっている。PCコンクリートは、現場で打設するふつうのコンクリートにくらべると緻密にできている。セメントにたいする水の割合が少なく、打設したあとの養生もしっかりしているので、できあがったコンクリートは容易に永を通すことはない。コンクリートそのものが十分に止水性能を保っているのである。そこで、PCコンクリートの場合は、現場打ちコンクリートとは対応策が異なる。
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