建具の瑕疵

2011.10.14

「建具」に鴨居や敷居は含まない。扉・襖・障子・窓などとその枠が「建具」である。材質は、木製もあればアルミ製・鉄製・ステンレス製など様々だ。構造的にも、片開き・両開き・引き違い・片引き・はめ殺し・引き倒し等、多種多様だ。建具で多い瑕疵は、開け閉めがスムーズにいかないことだ。これは、建具そのものより、構造的な欠陥が原因の場合が多い。初めから建具の開閉がうまくいかないことはまずない。住んでいるうちに、しだいに扉や窓などの開閉がスムーズにいかなくなってくるのだ。建具そのものに原因があるのなら補修も容易だ。しかし、原因は必ずしもそう簡単なものばかりではない。大きな原因として、まず建物の傾きが考えられる。地盤が悪くて傾いたか、基礎工事や土工事の手抜きでそうなったか、あるいは上棟後の施工の欠陥が原因なのか。いずれにしても、単に建具の開閉だけの問題と考えるのは安易すぎる。もちろん、建具の設置の仕方に問題がある場合もある。しかし、プロの業者は、少なくとも手を抜いて利益を上げようなんて考える不届きな業者は、「外見で見える箇所」ではほとんど手を抜かない。すぐにバレるからだ。手を抜くなら目に見えない箇所でやる。だから、建具の設置で手を抜くなんてことはまずやらない。せいぜい、注文した建具のグレードを落とすくらいだ。

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