戦後50年、未体験の家余り現象が始まった

2011.12.02

空前のブームの裏側でいよいよ過剰供給のツケが回り始めたマンション市場。売れ残る物件がゾロゾロ出てくるのは時間の問題で、将来の買い替えもかなり難しいものになりそうだ。しかも泣きつらにハチというか、こうした状況に追い討ちをかけるような事態が、実は深く静かに進行しているのだ。それは未曾有の「家余り現象」である。すでに93年には日本の総世帯数約4300万に対して、総住宅戸数は約4800万戸と、すでに500万戸も余っている(もちろんこの中には住むに耐えないような借家や老朽マンションも含まれるが)。

[参考サイト]
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これに94年は空前のマンションブームも手伝ってバブル期並みの約150万戸以上の住宅が新たに建てられる見込みだ(建設省調べ)。この住宅建設の勢いは、人口が日本の約2倍の米国より多く、人口約半分の英国、旧西ドイツと比べても6、7倍になる。人口比で見た場合、欧米の約2倍から4倍の勢いで住宅を建てている計算になる。これはいくら何でも多すぎる。戦後のベビーブームの頃のように人口がどんどん増えていく時代ならともかく、いまは歴史的な「少子化時代」だ。将来、日本の人口が減少に向かえば、空き家が急増するのは目に見えている。すでにいまの親の世代がローンを払って持ち家を確保している。全国で7割以上すでに持ち家が進んでいるのだ。したがって1人っ子同士が結婚すれば、両方の親から家がもらえ、長男長女の二人っ子同士が結婚しても、どちらかの親から家がもらえる。親の家がもらえるなら、何も無理して何千万円も借金して家を買う必要はない。現に、「東京の家付き一人娘と結婚して、『マスオさん』するのも悪くない」という男性が増えている。